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ブログ 5

diary

歩く速さで陽と共に
喜界島の旅
撮影 鈴木英すけ十数年ぶりにテントや寝袋を日干しするうちに、アウトドアの喜びの記憶がよみがえりました。食料や着替えを妻と分担して担ぎ歩けるのか疑問でしたが、いざリュックを担ぐとまだいけそうなので、喜界島の旅を思い立ちました。バックパックで歩く旅は、バイクや飛行機の旅と体験するものがまったく異なり、ありふれた草花や暮らしの光景に意識が向かいます。失われた神経が再開するかのようです。リズムというかスピードが人体に即したものになることで、「大人になる」過程で価値や概念に置き換わり失われた、子どもの頃に持っていたと思われる本来の感性が、むずむずと目覚め出すのでしょう。
撮影 鈴木英すけキャンプでのポイントは睡眠と食事で、とくに日暮れが早い冬の夕飯には気を使います。野外での外灯もないところでの炊事は、日暮れまでに終えないと、懐中電灯で照らしながらの惨めなものになりますから、太陽が拝めるうちにはじめたいものです。南の島とはいえ冬ですからすぐ冷めてしまうので、調理した順に頬張りたいわけです。そのためには、ストーブは一個しかないので手順が大事で、おかずの後にご飯を炊き出したらすっかり冷めてしまいます。けれどそんな頃になると、仕事帰りの人が朗らかに話しかけてきたりします。
撮影 鈴木英すけそれから風です。喜界島や沖永良部など隆起サンゴ礁の島はなだらかで歩きやすいのですが、防風になる山がないので、海風がそのまま吹きつけます。ストーブが消えないように、リュックを楯にして向きや位置をかえて風を防ぎます。洗い物をすますと、後は寝るだけでいたってシンプルです。ただ歩き食べ寝るだけの旅の暮らしが、異次元な喜びを与えてくれることにあらためて驚きました。
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工房しょうぶ作品展
撮影 鈴木英すけ久しぶりに古仁屋でレンタカーを借りて、奄美パーク・田中一村記念美術館の「工房しょうぶ作品展」にいってきました。なのはな園の園長先生や娘をはじめ、しょうぶ学園の施設や作品展を見て、「すごかった」というくちコミが多かったからです。

空港近くの美術館までは、奄美大島をほぼ縦断しなければならず、腰の重いぼくたちには決心がいる行程でしたが、奄美北部、とくにあやまる岬や奄美自然観察の森からの景色は開放感があり、島の美しさに感動しました。
撮影 鈴木英すけさて本題のしょうぶ学園の展示についてですが、噂通り奇跡の人々、広く創作に没頭していたい人にとって憧れの施設だと感じました。こんなに創作仲間がいて、支援も充実していて、思う存分打ち込めるなんて、想像もできなかった驚きのグループです。障がい者施設一般の関わりで、しょうぶ学園の利用者さんのように個々の才能を開花させることは、まずありえないと思うのです。夢と魔法の世界には、一般には種明しされないシステムがあるはずなのです。なぜ、ほとんどの利用者さんが、強制でも、打算でもなく、自ら無為に創作に没頭するのか。互いの刺激もあるでしょうが、スタッフの方々の努力とひらめきが「工房しょうぶ」というおとぎの国を下支えし、実現させているのだと思うのです。
撮影 鈴木英すけ以前、なのはな園でのワークショップで、「コラージュ」の時に並行して鉛筆で自由に描いてもらいました。しかしただ「自由に、好きに描いて!」というだけでは、正直いって絵画として成立するのは難しいのが現状でした。しかし、工房しょうぶの多彩な作品や書籍、創作風景(DVD「工房しょうぶの仕事」SHOBU WORKS 2008)を見る限り、明らかに才能がないのはぼくたちサポートサイドで、利用者さんではないことを示唆しているのです。ほとんどの利用者さんは何らかの才能があるけれど、発見し伸ばすかどうかは周囲の人しだいだと、工房しょうぶという現実が物語っているのです。スタッフをコーディネーターとして育成し、利用者さん個々に適したプランから管理まで担う、現代美術、アウトサイダーアートに精通した審美眼と福祉哲学を探求する「デザイン室」なる部署があるようなのです(「中庭のある風景」P22参照)。いずれにせよ、世界中から集めたのかと思うほどの力作揃い、挑発的な作品群でした。
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保育所 合同運動会
撮影 鈴木英すけ諸鈍保育所には、時々妻が手伝いにいくので、子どもたちの個性や成長を聞かされています。運動会のときは、話に聞いていた子どもたちとリアルに出会えるチャンスです。
撮影 鈴木英すけところで、子育て中のぼくは運動会となると、わが子に期待し、わが子の現実を知り、せいぜい同学年の友達までしか、気にとめられませんでした。
撮影 鈴木英すけその悔恨の思いから、なのはな園小中学校、そして保育所の運動会もできるだけひとりひとり子どもたちの表情や全体を、フェアーに見ておきたいと思うのです。
 
そんなわけで中立を心がけていても、瀬相と諸鈍の対抗の競技が多く、つい地元贔屓になってしまいました。
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