ホームページ制作 |
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ホームページ作りは、内容に集中する前にやることがなんと多いのでしょう。レイアウトのパターン、背景とメニューなどの配色とコントラストを決定し、ある程度フォーマット化するまでにいくどもめげそうになりました。これからも内容の変化や増加に伴い、デザインし直すこととなるでしょう。それぐらい、視覚的な第一印象が内容以前にインパクトがあり、WEBデザインにも時流というものがあって、そのコスチュームを着込むことから、ネット上に自己の影らしきものができるようです。 |
同時に、デジタル化によってほぼ無料となり、感じるがままシャッターを押し続けているために、膨大化する写真を整理しています。いいかえれば、放置すればゴミになってハードディスクを圧迫するだけの記憶を、自分の素材や資料として分類し、すぐに見られるようにすること、イコール、ぼくのホームページのあり方とわりきり、徐々にアップしています。そんなわけで、ブログやコラムを大切にしたいのですが、おろそかになっています。 |
それにしても昨今のネット上の自己表現は、時には学歴や家を建てることに相当するぐらい、セルフイメージと直結しているように思うのです。ぼくはできるだけネットに距離をおいて見守ろうとしてきたのに、作りはじめたとたん「ホームページのプランしだいで、今後の人生が左右するかもしれない」などと、思いがけなかったプレッシャーを感じるくらい影響力があります。 |
言ってみれば、肉体としての自己ではなく、ネット内のある地点から展望しつつ、ブログという新たな自己像のために、どこで何をするかを組み立てるように、ネットというメディアが表現媒体から生存域へと、次元変換されつつあるわけです。つまり自己意識のありかであるマトリックスそのものが、ネットに移行するという、パラダイムシフトがおきているのです。 |
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